北三陸きらりジオたび

三陸ジオパークの北部に位置する久慈地域(洋野町、久慈市、野田村、普代村)には、地球活動を知ることのできる場所であるジオサイトが11ヵ所あります。

ジオって聞くと、地質や断層の研究とか、ちょっと難しいイメージがあるかもしれませんが、「きらりジオたび」では、大地(ジオ)とその土地の歴史文化、生活・なりわい、食など、大地の恵みを感じ、体験し、楽しむ旅をご提案いたします。 

大地の始まり琥珀・マリンローズ編~

地下水族科学館もぐらんぴあ

水族館だけど、三陸の大地の成り立ちも知ることができる地下水族科学館もぐらんぴあ


同館の3Fにある「防災展示室あーすぴあ」では、三陸の成り立ちや三陸ジオパークの見どころなどを展示しているジオコーナーがある他、東日本大震災当時の津波の様子や避難時の様子の写真を使い、天災にあった場合の対処の仕方などを紹介しています。

この他にも、地球誕生の流れや久慈石油備蓄基地について解説パネルのある石油文化ホールや企画展示室など、水族館以外にも見どころ満載です。

東日本大震災ともぐらんぴあ

もぐらんぴあは、1994年4月に国家石油備蓄基地の作業坑を利用して誕生しました。しかし、2011年3月11日の東日本大震災による大津波で被災し、甚大な被害を受け壊滅状態に。全国からのご支援により2016年4月にリニューアルオープンしました。街にとっての震災復興のシンボル的存在です。

世界で最も古い年代の久慈琥珀

世界三大産地に数えられる琥珀の眠る地、久慈市

漂流琥珀探しと琥珀発掘体験」


もぐらんぴあの程近くにある久慈市前浜は、漂流琥珀が見つかる場所として有名で、浜辺を散策しながらに琥珀に出逢えるかも。道路向いには、半崎の野田層群(約3000万年前の地層で、火山活動の痕跡がみられる)も見ることができ植物化石や石炭が見つかっています。

琥珀を実際に地層から掘ってみたいという方は、国内では唯一採掘体験ができる久慈琥珀が何といってもおススメ。採掘体験は手軽に且つ本格的に琥珀採掘が楽しめ、見つけた琥珀は、なんと!お持ち帰りが出来ます。

その他、琥珀博物館、琥珀製品即売店・ワークスタジオ・琥珀採掘坑道跡、リトアニア館、レストラン・喫茶などあり、散策しながら四季折々の木々や花々もお楽しみいただけます。

薔薇色に輝くマリンローズ

2億年もの永い間、眠り続けた薔薇色の輝きを今「マンガン坑道跡を探検&アクセサリー作り」


国内唯一、野田村でしかとれない貴重な石、マリンローズ。

久慈地域は、琥珀の他に国内では唯一のバラ輝石(ロードナイト)の産地でもあります。

マリンローズ」は野田玉川鉱山から産出されたバラ輝石(マンガン鉱物がマグマの高温により化学変化して作られた薔薇色の鉱物のこと)を熟練の職人によって丹念に磨き上げられたものです。

マリンローズパーク野田玉川は、鉱山の一部を観光用坑道として公開しており、坑内には昔の採掘の様子を復元した模型や、岩の中に埋まるマリンローズの原石等があり、探検気分で見学することができます。

てしごと屋は、天然バラ輝石を加工する地元のジュエリーメーカー。マリンローズジュエリーのお買い求めはもちろん、アクセサリー作り体験も可能です。

 

 


80万年前の海底を行く!ひろの高原めぐり

大地と天空が広がるおおの 木工体験と星空観察

80万年前の海底を行く!ジオ巡り

大野海成段丘

隆起時期がわかる国内最古の海成段丘「大野海成段丘」。緑の広々とした丘陵地帯には魅力がいっぱい。


洋野町の内陸部にあたる大野地区の大地とる大野海成段丘は東西に約10km、南北に約15kmにわたり、なだらかな丘陵広がる極めて広大な段丘です。

海成段丘とは、海岸が波でけずられ、海底に平らに積もる。その後に海底が隆起(又は、海水面が低下)して陸になる。これが繰り返され階段状に形成された地形のことで、大野海成段丘は、約80万年前は海の底だったものです。

金ヶ沢砂鉄採掘場跡では砂鉄鉱床や斜交層理といった海であったと考えられる層がみられます。この砂鉄鉱床は三陸海岸の隆起が生んだ「大地の遺産」であるともに久慈地域の製鉄の歴史を残す「産業遺産」でもあります。

なだらかな丘陵が広がる広大な土地と夏でも冷涼な気候は酪農・農業などの産業や人々の生活に大きく関わっていることに気づかされます。また周りに高い山もないことから360度見渡すことができ、美しい景色とのどかなな雰囲気が人々を魅了します。

一人旅のようなスタイルもよいけど、地元のガイドと一緒に回ればより一層その土地の知らない魅力を発見できるはずです。

豊富な木資源を生かし産業へ

「大野木工と箸づくり体験」

豊富な森林資源が活用し約40年続く自然の温もりが溢れる「大野木工」

 


今から約40年ほど前、旧大野村(現洋野町大野)での出稼ぎ対策がきっかけで始まった「大野木工」。

大野木工は、ヤマセの影響を受ける寒冷な地の故、産業がなく出稼ぎに行くしかなかった旧大野村で、1980年代に工業デザイナーの秋岡芳夫氏(当時東北工業大学教授)が地域資源を生かしたモノづくりを提唱。勉強会発足を経て、村人が木工ロクロを習得し産業として発展した。

独特の木取り方式と当時日本初で導入した木材強化方法により、美しさと強い耐久性を併せ持つ機能美が特徴的。全国に広く大人のファンがいるだけでなく、全国200カ所以上の保育施設で用いられる実績を誇り、小さい子供から年配に至るまで、幅広い年齢層に受け入れられてきている。

拠点となる「おおのキャンパス」には、大野木工を生産する木工房、クラフト体験できる木工体験室、展示販売しているクラフト展示室があり大野木工の全てを見ることができます。その他にも道の駅、産直施設、宿泊棟、パークゴルフ場などがあり、楽しむことができます。

360度見渡せる天然プラネタリウム「ひろのまきば天文台」

日本一星が見える場所に選ばれた場所は、大野海成段丘がもたらした恵みのひとつ。


辺りが暗くなってくれば、そこには街明りにも邪魔されず辺り一面に星空が広がります。それはまさに天然のプラネタリウムのよう。

ひろのまきば天文台」は、大野海成段丘の中でも最も高い所にあり、周りには牧場が広がっているような場所にあります。周辺には、高い山もない。もちろん高層ビルもないわけで視界を遮るものがありません。また街明りも殆どといっていいほど届かないため、普段は見えにくい光の弱い星もみることができ、日本一にもなった素晴らしい星空に魅了され多くのファンが訪れています。

ひろのまきば天文台の施設内には、北東北最大級の51cm径反射式天体望遠鏡や太陽望遠鏡などの観測機器があり、昼夜をとわず観測が楽しめます。望遠鏡や円形ドームがうごく様子もかっこよく、必見です。

天体観測は夜のイメージがありますが、日中でも月や金星、一等星などの明るい星、そして太陽までもみることができます。館内には、天体写真の展示や天体模型などが展示されており、どれも普段はなかなか見られない貴重なものばかり。

また、曇りや雨の日など実際の星空が観察はできない日であっても天体観測が楽しめる「簡易プラネタリウム」をはじめ様々な趣向を凝らした催しで楽しませてくれます。


北三陸きらりジオたびマップ

このマップは、久慈地域(洋野町、久慈市、野田村、普代村)で指定されている11ヵ所のジオサイトと、そこを旅するモデルケースを掲載したものです。

あなただけの旅を見つけるのも楽しいかもしれませんね。

(主な設置個所)

たねいち産直ふれあい広場、おおのキャンパス、道の駅くじ(土風館)、久慈琥珀博物館、道の駅のだ ぱあぷる、国民宿舎えぼし荘、国民宿舎くろさき荘、八戸ポータルミュージアムはっち など

このマップは、厚生労働省 実践型地域雇用創造事業を活用して作成しました。